疾走

出演:手越祐也韓英恵中谷美紀豊川悦司大杉漣加瀬亮平泉成寺島進菅田俊高橋ひとみ柄本佑ほか
脚本・監督:SABU

思っていたよりは良い映画だった。原作を読んだ人から言わせれば描かれ方に不満があるというか、物足りないという意見もあるようですが、私は読んでいないのでその辺に関してはまったく問題なしでした。
脇を固める出演陣がすごく豪華だったので驚きました。大物ばかり。主演のお二人はとてもフレッシュでしたね。手越さんはセリフ演技はイマイチでしたが(後半に向けて段々と良くはなっていたが)、表情の演技はとても良かったと思います。これからに期待。
しかし、あとあと振り返ってみると、最初のほうのシーンでシュウジが鬼ケンとアカネの車に乗りますが、何年後かにはシュウジとアカネがsexをして、子供まで生まれるなんてことを考えると不思議で仕方ないですね。運命って何?と思ってしまう。
個人的には中谷さんの演技がすごく良かったです。プロフィールを見てみたら「ひとつ屋根の下」でテレビドラマデビューとありました。ちょい役で悪役でしたけど、あれが中谷さんの初ドラマだったんですね!知りませんでした。ビックリです。
エンドロールの音楽がすごく良かったです。しかし、日本の警察が殺しちゃうかね。普通は足を撃つでしょ。なぜ上半身を狙ったのか。あれ、胸だったのかな。腕か肩のような気がしたけど、簡単に死んでしまいました。なんか切ないよ。まぁ、「短い生を走り抜いた少年の軌跡」ということですので仕方ないですが。
原作を読んでみたくなりました。

疾走 上 (角川文庫)

疾走 上 (角川文庫)

疾走 下 (角川文庫)

疾走 下 (角川文庫)