NONFIX(9/6)

「シリーズ・介護 自分の家で死にたい 在宅死という選択をした人々」
相変わらずNONFIXは良い番組だね。何が良いってもちろん内容なんだけど、CMのタイミングが良すぎる。前半ほとんどなくて、後半に3回ほどある。だから、すごい集中して観れるんだよね。それが良い。
先日「スーパーJチャンネル」の特集でやっていた南千住にある‘きぼうのいえ’という施設がこの番組にも出てきた。この施設は、身寄りもなく病気や高齢のために働けなくなった人たちが生活保護を受けながら暮らしている。職員がみんな優しくて、終末期も安心して過ごせる良い施設だ。老人ホームじゃなくて、こういうとこで働くのも良いなぁ。
死の教育‘デス・エデュケーション’たるものがあることを初めて知った。学校でも習わなかったよ。これがブランクってやつか。
70、80歳での余命宣告だったら、まだ受容していける自信あるけど、今この若さで余命なんか宣告されて生きていくのは辛すぎるな。あと半年だとか三ヶ月だとか言われてどうやって生きていったら良いのさ。考えただけでも泣きそう。でも、別に私みたく若くなくても同じ気持ちなんですよね、きっと。どんなに長生きしたからって、もうこれで人生終わりで良いでしょ、もう十分でしょうなんて、すぐに死を受け入れられるわけない。誰にでも訪れることだけど、それを受け入れるのってとても辛いことですよね。
だけど、違う観点から見たら幸せって事もある。死の宣告を受けることは相当辛いことだけど、宣告されたからこそ自分自身で死に方を選択できるってこともあるし、やれなかったことをやれたりする。在宅死を選ぶことが出来て、最期の最期の本当にその一瞬まで大切な人と傍にいれたら最高な人生の幕下ろしだと思います。
在宅死を選択する人が増えていると朝日新聞に載っていました。当然の傾向だと思います。誰だって病院じゃ死にたくない。自分のいつもの居心地の良い場所で大好きな家族に看取られて死にたい。そう考えるのが普通です。私だってきっとそうしたいと思うでしょう。その為には、自宅でもホスピスケアが出来るように支援してくれる医療従事者の協力が必要です。もっともっと多くの人が望み通りの死を迎えられるような世の中になって欲しいですね。尊厳死は大切です。