マザー・テレサ

出演:オリビア・ハッセーマザー・テレサ)、セバスティアーノ・ソマ(セラーノ神父)、ミハエル・メンドル(エクセム神父)、ラウラ・モランテ(マザー・ドゥ・スナークル)、イングリッド・ルビオ(ヴァージニア/シスター・アグネス)、エミリー・ハミルトン(アンナ)ほか
監督:ファブリツィオ・コスタ

特典映像のオリビア・ハッセー来日インタビューと来日記者会見の様子を観て、なんて人柄の良い方なんだと思いました。20年近くマザー・テレサを演じることを望んでいただけあって、本人もとても慈悲深い方だと思います。素敵。
映画を観てて、異様に鼻が高いなと思っていたら付け鼻だったようです。メイキングで知りました。触ったら痛そうなくらい高かったよ(笑)
小学生の低学年の頃に小さい子向けに分かりやすく簡潔に書かれたマザー・テレサの伝記を読んだことがあります。名前だけは知っていて学校の図書室で見かけたので興味本位で借りてみたのです。あんまりというか、ほとんど記憶にないのですが、とにかく無償の愛を惜しみなく人々に与え続けた人だということだけはずっと頭に残っていました。彼女が周りのすべてを愛したように彼女もきっと多くの人々から愛されていたのだろうと。
でも、この映画を観ると辛辣な現実が見えてきます。正義の隣りには必ず悪が潜んでいます。彼女をよく思わない人による陰謀。でも、彼女は強かった。みんな彼女と話せば彼女の大きな愛に気づかされるし、絶対に曲げない信念に必ず感服してしまう。本当に強くて優しくて偉大な方だということが分かります。苦悩の日々だったのでしょうけど、それでも毎日毎日愛を与え続けたんですね。どうしたらそんなふうに無償の愛を貫いて慈善事業が出来るのでしょう。
私の記憶が間違っていなければ、確かダイアナ妃が亡くなってから間もなく彼女も亡くなったんですよね。1997年のことです。あまりにもダイアナ妃の事故のことばかりがニュースで大きく取り上げられ、彼女についてはあまりテレビで報道することが少なかったことをよく覚えています。
「絶望のあるところに希望を届けよう」「悲しみのあるところに喜びを運ぼう」
「慰められるよりも慰めることを」「理解されるよりも理解することを」「愛されるよりも愛するんだ」「与えることは与えられることだ」

マザー・テレサ デラックス版 [DVD]

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