終戦記念特別ドラマ ひめゆり隊と同じ戦火を生きた少女の記録 最後のナイチンゲール

出演:長谷川京子(美智子)、成海璃子(サチ)、市川由衣(安子)、サエコ(悦子)、岩田さゆり(冨美)
柄本明、斎藤洋介、泉谷しげるそのまんま東植木等八千草薫椎名桔平(信一)ほか

あのシーンまではそれなりに感情移入しながら、第二次世界大戦しかも地上戦の惨さを感じてたんだけど、あのシーンはねぇ。
あれは視聴率稼ぎなのか。ちょうど「結婚できない男」の放送が終了したくらいのタイミングでしょ。なんか狙いすぎだよね。あんなシーンなくても充分成り立ったと思うけど、あのドラマ。台本を読んだ時点で長谷川さんと椎名さんはどう思っただろう。一点の疑問もなかったんだろうか。
いや、意図することは分かる。でも表現間違ってないか?
あのシーンが近づくにつれて「おいおい。え?まさかヤッちゃったりしないよねぇ?まさかねぇ」って思ってたんだけど、ヤッちゃいましたね。
あれは単にスタッフがハセキョーの裸体を拝見したかっただけじゃないのかと。
実際の元少女看護隊が観たら、どう思うんだろうなぁ。結構まずいんじゃないのかな、あれは。侮辱してない?
子孫を残すことに固執しすぎたというか、男性をないがしろに考えすぎでしょ。カマキリじゃないんだからさ。女性に視点をおいて、これからは女性が!って考え方は別にいいけど、男性に対して異様なコンプレックスというか、そうゆう屈折した考え方を持っている人が書いたとしか思えない。
あれは神聖な性行為でしたと説明されても納得できないよなぁ。
あのシーンの前までは結構よかった。でも、あの後からはもうグダグダ。ラストもさぁ、ちょっと八千草さんが喋り過ぎというか説明し過ぎなんだよ。萎えるよ。ああいうドラマで最後に多くを語るのはタブーでしょ。
出演者は結構豪華で異色でしたね。キンコンの梶原さんとか頑張ってたし、斎藤さんも本当にああゆう役がお似合いというか輝いてます。素晴らしい演技。あと大路恵美さんが出演されてましたね。ひと屋根の小梅を思い出しました。戦時中に出産した人は実際にいたというから、そう考えると凄いですよね。
先週のDRAMA COMPLEXは良かったのにな。でも「最後のナイチンゲール」を先週に放送しなくて良かった。先週は終戦記念日ですから、一週間ずれたことがせめてもの救いです。
沖縄の地上戦で思い出しましたが、10月28日から公開の「父親たちの星条旗」と12月9日から公開の「硫黄島からの手紙」という映画が大変興味深いです。私のお気に入りの近くの映画館で公開されるようなので観に行くつもりです。前者はアメリカ視点で後者は日本視点なんだと。予告編を観たんだけど、なかなか期待できそうな感じでした。早く観たいです。