手紙

出演:山田孝之玉山鉄二沢尻エリカ吹石一恵、尾上寛之、田中要次山下徹大石井苗子、原実那
鷲尾真知子、高田敏江
吹越満風間杜夫杉浦直樹ほか
監督:生野慈朗
原作:東野圭吾

ラスト5分が鳥肌もんだね。まさか泣くとはね、自分(笑)漫才の山田くんもさることながら、聞いてるタマテツが良い演技してたね。泣かされちゃったよ。
設定として実際ありえる話だから感慨深かった。犯罪者・服役者の家族は犯罪者同様に扱われ、差別を受けたりする。もちろん自分が被害者側なら、一家全員が憎く感じるんだろうけど、でも、やっぱり犯罪を犯した人があくまでも犯罪者であり、その弟が咎められる必要はないはず。だけど、それはただの幻想というか綺麗ごとというか…仕方のないことなんだろうと思う。身内が(兄が)それだけのことをしたわけだから。もちろん家族には罪はないと思うよ。けど、それはやっぱ血の繋がった家族である以上、宿命なんだと考えるしかないのかなとも思う。
要はそれくらいとてつもなく大きな影響があるってことを分かってなきゃいけないわけだよね、当事者は。まぁ、そんなこと分かってて冷静に犯罪を犯す人なんていないだろうけど。
この映画はまたお兄ちゃんが本当に良い人でさ。弟の為にとにかく一生懸命だったんだよね。結果的に殺してしまったのも事故みたいなもんだし。だからって強盗とか絶対に許されないんだけど。
どんな事情があろうと、その犯罪者が今までどういう人生を送っていたであろうと、そうゆうことは詳しく報道されることは少ないし、たとえ人柄が良くても、貧乏で弟の為になんとかお金を作ろうとしていたのだとしても、別に同情は出来ないし、するべきでもないかも知れない。
だけど、強盗殺人とか殺人者とかって響きはものすごい恐ろしい響き。計画的にめったざしにして殺したとしても、ごめんなさいごめんなさいと言いながら逃げようとしてもみ合って被害者が持ち出したはさみが刺さってしまったとしても、同じ言い方しかされないんだもんね、当たり前だけど。
でも、弟は素敵な女性と巡り会えたからまだ幸せだよね、結婚も出来て。本当に理解ある人。気丈だし。弟自身も本当に辛い思いをして苦労して、でも、最終的に兄を許すことが出来て(単純な感情ではないけど)兄自身も良い弟をもったなぁと思った。
ちょっと無駄に長いな、もう少し簡潔にしてくれても良かったのかなと途中思ったけど、もうラスト5分でそんなの忘れちゃいました(笑)小田さんの言葉にできないにはうんざりしてしまったけど。また、この曲かいみたいな(苦笑)

手紙 プレミアム版 [DVD]

手紙 プレミアム版 [DVD]

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)