ウォーカーズ・迷子の大人たち 第2話「修行」

出演:江口洋介(山下徳久)、戸田菜穂(西尾翔子)、森本レオ(進藤英二)、鷲尾真知子(進藤和江)、ベッキー(エリ)、瀬川亮(ヒロシ)、原田芳雄(坂田洋平)、加藤登紀子(山下道代)、市川左團次(山下徳大)
風吹ジュン(寺島靖子)、三浦友和(寺島隆彦)ほか

ますますこのドラマに引き込まれていく自分がいる。一見、地味で淡々としているんだけど不思議と飽きない。そして、思いの外、重たいドラマでもある。
「白紙に戻したいの、私と徳久の関係」という翔子に「うそ?!」って反応をするのがいかにも徳久らしいと思った(笑)
徳久と翔子の痴話喧嘩の内容が正直きつい。都合のいい女ってのはよく聞くけど、都合のいい男ってのもあるわけね。そりゃ、あるだろうけどさ。それってどんな男かな?って考えてみたけど、少なくとも恋人にはそんな感情を抱かないな。大丈夫か?この二人。まぁ、後で翔子がフォローしてたけど。それにしても、昔は彼氏・今は白紙って…ダジャレ(笑)
徳久のナレーション(心の声)「誰もお喋りをしなくなり、次第と自分と向き合っていく」や「歩くことは自分を見つめることだ。疲労困憊した体は複雑な理屈を受け付けない。シンプルな問いかけが頭の中を巡る」という言葉を聞いて、なるほど、お遍路とはそういうことかと思ったりした。決して歩くこと自体が目的ではなく、それはただの手段であって自分と向き合うことが本来の目的なんだなって。
しかし、徳久がお遍路さんの格好で会社やマンション、東京を歩く様は実に異様だった。でも、良い演出。
ヒロシくんはかなり出来た青年だね。一見ちっぽけな悩みに感じるけど、ああゆうことを真剣に悩むことが出来て、自分を責めちゃう人っていうのはきっと優しいんだろうなーなんて思った。
徳久が巡礼記に父の名前を見つけたシーンは、なかなか胸が熱くなった。しかも「ただただ息子のことを思い…」って泣かせるぜ。
進藤夫妻を労る徳久の演説はなかなか良かった。引き込まれた。んで、泣いた。
「生きてください。絶対、生きてください。─生きてりゃいいんですよ、人間なんて。生きていれば変わるんです。─変わるんです。生きてりゃ変わるんです。だから、希望を捨てないでください。絶対、生きてください」
今、生きることに疲れたすべての人に捧げたいよ。
って、徳大危篤かい。もう徳久は自分で運転しなさいよ(笑)うるせー、このヘマ先達!って(笑)
で、次回予告でいきなり徳大が喋っとる(笑)生きてるがな。とにかく来週も観ます。